長距離の飛行機移動が伴う海外旅行で「どの航空会社を選ぼうか?」決めるうえで色々と比較するポイントがあるかと思います。
2023年6月に家族4人(妻・娘2人)でマレーシア旅行(クアラルンプール)に行った際、航空会社は(少し割高だったけど)あえてJAL/日本航空を選びました。比較したのはマレーシアの格安航空会社・エアアジアです。
今回の記事では、この2社を「運賃」「フライトの時間帯」「座席シート」など、主要な違いを比較・解説したうえで、私がマレーシア旅行でJALを選ぶに至った経緯、両者比較でメリット・デメリットに感じた点などを紹介します。
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こんにちは。子供連れの旅行ブログを運営しています、タケルと申します。
私は約10年間、航空会社に勤務していた経験があり、現在はフリーランスで2人の幼い子供をもつ子育て世帯です。
他にも記事をたくさん掲載していますので、合わせて読んでもらえたら嬉しいです。
こんにちは、タケルです😄子供連れの旅行情報をお届けするブログを運営しています。先日、家族でマレーシア・クアラルンプールへ1週間旅行してきましたので、旅行代金が総額いくらかかったのか、まとめてご紹介したいと思い[…]
✅長女9ヶ月:宮古島5日間
✅長女3歳・次女4ヶ月:沖縄本島5日間
✅長女3歳・次女9ヶ月:オーストラリア3週間🇦🇺
✅長女4歳・次女1歳:マレーシア1週間🇲🇾
エアアジアは割安な運賃と羽田発着が強み
JALと比べてエアアジアの運賃は安くて、しかもJALは成田発着なのに対して、エアアジアは羽田発着です。
運賃は、私が実際に予約を取ったタイミングでの比較になりますが、両社の運賃・フライトスケジュールは以下のような内容でした。
(旅行日程:往路2023年6月13日、復路6月20日)
✅往復運賃(燃油サーチャージなど、諸費用・税金込み)
・大人:¥107,330×2名
・子供:¥91,070×1名
・幼児:¥6,900×1名
【合計】¥312,630
✅スケジュール
成田11:15発→クアラルンプール17:45着
クアラルンプール22:50発→成田7:05着
※運航会社:エアアジア X
✅往復運賃(燃油サーチャージなど、諸費用・税金込み)
※座席指定→有料で追加
※受託手荷物20kg分→有料で追加
・大人:約7万円×2名
・子供:約7万円×1名
・幼児:約1万円×1名
【合計】だいたい22万円くらい
✅運航ダイヤ
羽田23:50発→クアラルンプール6:10着
クアラルンプール14:15発→羽田22:35着
- 子供運賃(2~11歳):JAL→大人の70%(燃油サーチャージは大人と同額)、エアアジア→大人と同額。
- 発着空港:JAL→成田、エアアジア→羽田。
- フライト時間帯:JAL→往路がお昼の便、復路が深夜便。エアアジア→JALの逆パターン。
- 燃油サーチャージ:JAL→運賃とは別、エアアジア→運賃に込み。
- 運賃変動:エアアジアは空席数に連動して運賃が短期間のうちに上下することが多い。
少々割高でもJAL/日本航空を選んだ理由4つ
エアアジアなら羽田発着のうえ運賃も安いのに、あえてJALを選んだのには、幼い子供連れならではの要因もありました。
往復で約9万円も高い航空運賃を払ってでもJALを選択するに至った理由をご説明したいと思います。
1.深夜便だと長女が寝付けなくて泣きっぱなし→“到着早々に疲弊”のリスク回避
「深夜便だから寝ていけば楽チン!」なんて声も多そうですが、大人と違って幼い長女にとっては家みたいに寝付けないのが悩みのタネ。
でも、長時間とはいえ昼間の便なら、遊びながら過ごして数時間お昼寝できればOKです。
エアアジアの深夜便みたく現地に早朝着だと、グズって終始抱っこ移動になること必至でしたが、昼前に出発して夕方に現地着ならまだ十分体力が残っていましたので、到着後もスムーズにホテルまで行き、近くのレンストランで夕食を摂る余裕もありました。
帰りのJAL便は深夜便ですが、これから観光するならまだしも、自宅に帰るだけなので最後だけは気合いで!
マレーシアを1週間も観光してさすがに疲れたのか、帰りの機内では“快眠グッズ”の助けもあって、長女もそれなりに寝てくれました。
小さな子供連れの旅行で長時間の飛行機移動をするなら是非押さえておきたい、機内で快適に過ごすためのコツや便利なアイテムなど、最低限備えておくべき3項目に沿って紹介していきます。私は航空会社に約10年間勤めていた経験から飛行機移動には慣[…]
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2.JALは座席ピッチ・幅が広めでゆったり過ごせる
同じエコノミークラスでも、エアアジアとJALとでは随分と座席の広さが違うように思います。
両社の公式HPより、それぞれの座席シートピッチを比較してみました。
⏬JAL(エコノミークラス)のシートピッチ
⏬エアアジア(エコノミークラス)のシートピッチ
前の座席との間隔はJALの方が6cmくらい、シート幅は5~8cmくらい広くなっており、JALの方が比較的広めになっていますね。
おおよそこぶし一つ分は余裕ができる程度ですが、幼児(次女)を膝の上で抱っこする私達にとっては、少しでも広い方が有難いもので、パパとママの座席の間に座る子供(長女)も、自分の席を立って右に行ったり左に行ったり、じっと座っていられるわけではないので、少しの余裕でも嬉しいのです。
3.エアアジア便だと現地ホテルのアーリーチェックインと帰国日の後泊が必要
エアアジアの場合、往路は午前6:10にクアラルンプールに到着します。
通常だとホテルのチェックイン時間は14時あるいは15時くらいのホテルが一般的ですが、それ以前の時間に早めにチェックインするならば、1泊分あるいは半日分の追加料金が必要になるケースが多いと思います。
JAL便出発日の前日の深夜便で行けばアーリーチェックインが必要になるし、翌日行っても観光できる日数が縮まってしまうというわけです。
さらに帰りの便、羽田空港帰着は22:35なので、空港から自宅まで2〜3時間程度かかる地方在住の私にとっては、後泊が必要になります。
現地ホテルのアーリーチェックインと後泊の出費で、3万円くらいは必要になるでしょう。
JALとエアアジアの料金差9万円が少し縮まって、6万円くらいの追加出費なら…と。快適に移動できるJALを積極的に選ぶ十分な理由になりました。
4.長女👧ジャルに乗ってみたい…
4歳の女の子が「JALに乗ってみたい」だと…?なんて贅沢なことを(笑)
彼女は3歳の時に行った沖縄旅行でANAとソラシドエアには乗ったことを覚えています。
私がデスクの上に並べている小さなモデルプレーンで遊びながら「👧あおいろでエィエヌエィはアナ🛩あかいとりさんのマークはジャル✈️こっちは…」と色々と覚えていて、JALには乗ったことないから乗ってみたいというシンプルな理由。
娘が飛行機に興味を持っているならば、元航空会社のパパは黙って見過ごすことができません。
飛行機の移動も楽しんで旅行してもらいたいのです。
というわけで…色々と理由を並べましたが、最終的には“ツルの一声でJALに決定”となりました。
⏬長女が気分アゲアゲだった可愛い機内食(ハーゲンダッツ付き)
まとめ
飛行機移動はただの移動時間というよりは“旅行そのもののスタート”なので、快適に楽しく過ごしたいものです。
もちろん、自分自身もLCCには何度も乗ったことがありますし、飛行機代を節約する代わりにホテルをグレードアップしたり、滞在日数を増やしたり、オプショナルツアーを充実させたりと、いろいろな選択肢もありだと思います。
次回は、“LCCで家族4人・沖縄10万円チャレンジ”でもしてみようかなと考えてます。
いずれにしても、この記事を読んで頂いた皆様の大切な人との旅行が楽しい思い出になりますよう、願っています。