この記事では、『オーストラリアでは、タクシーあるいはウーバー(Uber)でチャイルドシートが必要なのか否か』について、小さな子供連れで利用する際に知っておくべきルールをまとめてみました。
日本では、タクシーなら赤ちゃんと一緒でも“チャイルドシート不要”でOKですが、オーストラリアでは法律が厳しくなっている州もあります。(特に、シドニーのあるニューサウスウェールズ州は要注意!)

私の家族構成は、(2023年4月時点)長女が3歳11ヶ月の幼児、次女が0歳11ヶ月の乳幼児、そして妻の4人家族です👨👩👧👧
オーストラリアでは、各州で法律が異なり、私自身も「分かりにくいなぁ…」と感じていました。
私が直近で滞在したオーストラリア2つの州について、公式な情報ソース(英文)からルールを調べて、まとめてみました。
✅1.ニューサウスウェールズ(NSW)州:シドニーなど
✅2.クイーンズランド(QL)州:ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズなど
【前提知識】こちらがオーストラリアの一般ドライバーに適用される通常のルールです👍オーストラリアの安全基準を満たしたチャイルドシートである必要がありますので、国外から持ち込んだ物の場合は注意が必要です。
1.クイーンズランド州だけ、おおよそ日本と同じ認識で大丈夫
クイーンズランド州にはオーストラリアの人気観光地が多く、ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズなどがあり、日本からの就航便も多くなっています。
これらの都市を観光する際に、公共交通・バスやタクシーあるいはウーバー(Uber)での移動に際しては、チャイルドシートは必須ではないようです。
クイーンズランド州の公式HPより、チャイルドシート使用に関するルールの公式な記述を引用してご紹介します。
【引用】Queensland Government/クイーンズランド州・公式HP
Exemptions from complying with standard child restraint laws
<翻訳・要約>
- チャイルドシートはバスや電車、個人客向け輸送サービス(タクシー・リムジン・配車予約サービス)の場合は、必須ではありません。
- 個人客向け輸送サービスは必須ではありませんが、チャイルドシート付きのサービスを事前予約できる場合もあります。あるいは自身のチャイルドシートを持ち込んで使用することもできます。
- チャイルドシートが車内にある場合は、ドライバーは子供を確実にチャイルドシートに乗せて安全ベルトで固定する責任があります。チャイルドシートが無い場合は、責任を負いません。
- 1歳未満の子供は、16歳以上の者の膝の上に抱っこして乗車することができます。1歳〜7歳未満の子供は、シートベルトを着用して乗車することができます。(ただし、座席が2列以上ある車両では前方座席へと座ることはできません。)
私自身もゴールドコーストでウーバーを利用させてもらいました。ドライバーさんは優しくて親切なジェントルマンで、幼い娘達にも赤ちゃん声で優しく話しかけてくれました。
2.ニューサウスウェールズ州ではレンタカー、タクシー、周遊観光バスの三択が現実的
<翻訳>ドライバーが車内にチャイルドシートを積んでいる事は想定されていますか?
→いいえ。あなたがuberFAMILYのような特定サービスの一員でない限り、車内にチャイルドシートを積んでいることは想定されていません。もし持っているチャイルドシートを乗客に利用してもらいた場合は、車のトランクに保管してください。それで(普段はトランクに入れておけば)全ての座席を使用して大人の乗客が乗ることができますし、必要になった時にはチャイルドシートを利用することもできます。
【結論】子連れでシドニーを効率よく観光する方法は?
シドニーの子連れ観光は、いつでもどこでも気軽に配車できるウーバーが難しいとなると、効率よく周遊観光する方法は、以下の3択になります。
(シドニーエクスプローラー/ボンダイエクスプローラー)
②レンタカー
③タクシー
①【おすすめ】観光ルート周遊バス(シドニーエクスプローラー/ボンダイエクスプローラー)
💡 子連れでも、効率的に観光ルートを周遊したいならコチラが最もおすすめです。
🚌 乗り降り自由で、オシャレなオープントップの2階建て観光バスです。私たちも丸1日使って、シドニー中心部の主要な観光スポットは、ほぼ全て制覇できました。👍
子連れの海外旅行で人気の行き先になっている様々な国・都市の中から、私が初めての子連れ海外旅行で選んだのはオーストラリア・シドニーです。“人生初の幼い子供連れの海外旅行先”ということで、何かと勝手が分からず大変な面もありましたが、シド[…]
⚠️ レンタカーでシドニー中心部を移動しようとすると、駐車場を探すのが意外と大変です。
この周遊観光バスなら、エリア内に30箇所以上もあるバス停で、自由に乗ったり降りたりできるのが、他にはない大きなメリットになるでしょう。
②広くエリアを観光したいならレンタカーもアリ
レンタカー会社によっては、年齢や体格に合わせて適切なタイプのチャイルドシートをあらかじめ選択することもでき、分かりやすくて使い勝手が良いのもおすすめポイントです。

オーストラリア旅行を検討中または計画中の皆さん、観光の移動手段はレンタカーをお考えでしょうか?結論、各都市中心部の狭いエリアだけ観光するなら、タクシーやUber、公共交通機関だけでも十分かもしれませんが、広大な国土を誇るオーストラリ[…]
③タクシー観光は面倒な場合も
🚕 シドニー市内では、主要なホテルや観光地にタクシースタンドがあり、歩きながら流しのタクシーを捕まえるのも不可能ではありません。
ただし、意外と「乗りたい時に限って近くにタクシーがいない…」なんてことも。大人だけなら、なんとかなりますが、子連れの場合、できればそんな状況は避けたいところです。
レンタカーの場合の駐車場探しや、タクシーに繰り返し乗ったり降りたりで、料金が積もりに積もって高額になってしまうことも考慮すると、丸1日かけて周遊観光バス(ビッグバス)をフル活用して観光するのが、最も効率的且つお財布にも優しい選択肢になるでしょう。
空港発着タクシーなら世界最大級の旅行予約サイト”Booking.com”が便利
ウェブ版もありますが、スマホならアプリを入手して使用した方が便利です☝️
- まずはトップ画面で“タクシー”の項目を選択
- 乗車場所と目的地を入力(日本語で大丈夫)
- 予約したい車両タイプを選択
- 予約内容を確認して氏名や連絡先情報を入力
- “ドライバーへのメッセージ欄”に、乗車する子供の人数や年齢などを記載。
例文:I would like to request a child car seat for 10 months old daughter.
※オプション料金として現地支払いとなる場合が多いと思います。

さいごに

尚、この記事のトピックが好評でしたら、別の都市バージョン(メルボルン・パースなど)の投稿も考えてみます。