😳 初めての熱気球ツアーは、想像以上にドキドキするものです。
ケアンズの熱気球体験には、ただ予約して当日集合するだけではなく、予約時の送迎場所の指定や早朝出発のスケジュール管理など、事前に知っておきたいポイントがいくつもあります。

🌜 ホテルを出発するのはまだ夜明け前の暗い時間帯です。「ちゃんと迎えに来てくれるかなぁ?」などと不安にもなるでしょう。
予約時の送迎場所の指定方法や、現地まで約2時間かけて移動する道中の流れ、そしてフライト中の荷物の保管について、さらには服装選びなど、初参加だと少し戸惑う場面もあるだろうなと感じました。

✏️ この記事では、実際に筆者が参加した熱気球ツアーの実体験をもとに、予約方法から当日の流れまでを網羅して解説します。

💡 これからケアンズで初めて熱気球に乗ってみたい方、特に大切な家族や子ども連れで参加を検討している方にとっては、予約手順から当日の不明点までも解消し、安心して出発できるガイドになるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
ケアンズの熱気球ツアー体験レポート|当日の流れと感動のフライト
ケアンズの熱気球ツアーは、「一度は体験してみたい絶景アクティビティ」として人気が高く、私自身もその魅力に惹かれたひとりです。広大な草原の上を静かに浮かびながら朝焼けを眺める時間は、まさに非日常そのものでした。

ここからは、私が6歳の娘と一緒に参加した「ケアンズの熱気球ツアー」当日の様子を中心に、現地情報を交えながら紹介します。
🌅 どこで体験できる?開催エリアと運営会社
ケアンズの熱気球ツアーは、市街地から内陸へ車で1時間以上離れたアサートン高原(Atherton Tablelands)のマリーバ(Mareeba)周辺で行われます。標高が高く、年間を通じて風が安定しているこの地域は、オーストラリアでも屈指の熱気球フライトの名所としても知られています。
ツアーを実施しているのは、「Hot Air Balloon」という熱気球専門の運行会社で、ケアンズではこの1社のみ。スタッフさん達はプロフェッショナル揃いで、受付から案内、現地での誘導、もちろん送迎までもスムーズでした。チームワークの良さが印象的で、参加者がリラックスして楽しめる雰囲気を作ってくれます。
💡 ケアンズで熱気球に乗るなら、この「Hot Air Balloon」一択となります。
🚌 出発〜集合〜ホテル送迎の様子
ケアンズの熱気球ツアーは早朝出発のアクティビティです。
私たちが参加したのは10月下旬。まだ夜が明けていない午前3時半ごろ、指定したホテル前で送迎車両を待つところから一日が始まりました。

バスは複数の送迎場所を回りながら、各地で他の参加者も乗り込んでいきます。やがてケアンズ中心部を離れ、マリーバへ向かってアップダウンの続くワインディングロードをしばらく走ります。
外はまだ真っ暗で、車窓からの景色はほとんど見えない中での移動時間は1時間以上。早朝の出発ということもあり、ここは素直に目を閉じて体を休めるのが正解です。
💡 車酔いが心配な方は、事前に酔い止めを飲んでおくと良いでしょう。
🚾 フライト地点へ向かう直前、“Mareeba Heritage Museum and Visitor Information Centre”というドライブインのような施設でトイレ休憩と時間調整の待機時間がありました。ここは、実際に離陸するエリアから車で約15分ほど離れた場所にあり、参加者が最後に身支度を整えるためのポイントとなります。
(この地点を出発すると、気球フライト終了後に再度ここへ戻ってくるまでの間(3時間くらい)、トイレがありませんのでご注意ください。)


🚌 待機時間にはスタッフさんが今後の流れを色々と説明してくれますので、しっかりと聞いておきましょう。(英語のヒアリングに自信がない場合でも、この記事全体を読んでおけば困ることはないと思います。)
その後再び車を走らせると、まだ薄暗い空の下に、ゆっくりと膨らんでいく巨大な気球のシルエットが見えてきます。

いよいよここから、熱気球ツアーの本番が始まります。
🎈 離陸準備とフライト中の感動シーン
離陸前、地上ではスタッフが連携しながらバーナーで気球を膨らませていきます。
🔥 炎が噴射される音とともに少しずつ立ち上がっていくバルーンは、フライト前から迫力満点な見どころでした。

全員がバスケットに乗り込むと、いよいよ離陸。
ふわりと地面を離れる瞬間は驚くほど静かで、揺れることもなくまるで風に乗って漂うような新鮮な感覚でした。

⛰️ やがて地上が遠ざかり、朝霧に包まれたマリーバの大地と、遠くに連なる山々が見渡せるようになります。そして東の空から太陽が顔を出すと、景色全体が黄金色に染まり、誰もが息をのむほどの美しさに包まれました。

📸 上空では、気球に取り付けられたカメラで全体の集合写真を撮影。スタッフの掛け声「ワラビー!」に合わせて全員が笑顔に。
この写真は、後日公式サイトから無料でダウンロードできます。

この熱気球フライトは1時間くらい。風向きに合わせてゆっくりと進むため、毎回異なる景色が楽しめそうです。
🌅 草原に差し込む朝日と雲海のほかにも、大地を跳ねるカンガルーの群れを見下ろしたり――この静寂と光に包まれた大自然の光景は、ケアンズならではの特別な体験になりました!

🥂 着陸したらみんなで協力して撤収作業。懇親会から帰着まで
着陸時の姿勢については、地上のスタッフとパイロットからも事前にレクチャーしてもらえます。
着地の瞬間はバスケットが軽く地面を跳ねながらも、わりと穏やかに無事着陸。(風が強いとバスケットが横に倒れる場合もあるそうですが、着陸時の姿勢を保っていれば大丈夫だそうです。)

💡 その後は、横たわる気球の中に入って皆で写真撮影をしたり、気球の空気を抜いて畳んでいく「撤収作業」も手伝います。子どもにとっても、まるで大きな風船を片づけるような楽しい時間でした。

🥂 作業後は、ドリンクと軽食を片手に、パイロットやスタッフ、他の参加者たちとの談笑タイム。
フレンドリーなスタッフたちとの交流は、ツアーを締めくくる温かいひとときで、記念撮影を楽しむ人の姿も多く見られました。

帰りの道中も車内で少し仮眠を取りつつ、ホテルに戻ったのは午前10時頃。戻ってからも、まだ朝のうちにこれほどの絶景を体験できた余韻が残りつつ、少し休んだ後、昼から再度観光に出かけました。
👧 私と一緒に参加した6歳の娘は、終始フライト中に怖がる様子はなく、帰着後も「また乗りたい!」と楽しげに話しており、旅のハイライトとなる忘れられないアクティビティになりました。

ケアンズ熱気球ツアーの予約方法と注意点
ケアンズの熱気球ツアーは、体験そのものも感動的ですが、予約から当日までの準備が少し特殊です。送迎場所の指定や事前に必要な登録作業など、初めての方は少し戸惑うかもしれません。
💡 ここでは、実際に私が予約した際の経験をもとに、スムーズに申し込むためのコツをまとめました。
💻 おすすめの予約サイト紹介
熱気球ツアーは複数の旅行予約サイトで申し込むことができますが、私は普段から Klook・KKday・Viator の3つをよく利用しています。
どれも世界的にメジャーな予約サイトで、日本語表示・日本円決済にも対応しているため、海外アクティビティの予約でも安心です。
✅ ケアンズ熱気球の予約で最もおすすめなのは Klook(クルック)です。
🦈 ケアンズ水族館チケットとのセットプランが販売されていることもあります。
セット価格は単体予約よりも安いことが多いので、もし観光スケジュールに組み込めるなら、かなりお得です。
🚞 体力に自信がある方には、スカイレール&キュランダ鉄道とのセット予約もおすすめ。
熱気球ツアーのあと、朝そのままスカイレールに搭乗してキュランダへ、帰りはキュランダ鉄道に乗車できるプランで、時間を有効に使いたい旅行者にはぴったりです。
👉 その他サイトでの熱気球ツアー予約、料金・プランについては、以下でチェックしてみてください。
🚌 送迎場所の指定方法
予約を進めると、ピックアップ場所を選択する画面でホテル候補のプルダウンリストが表示されます。
多くの候補の中からホテル名をスクロールして探すのは少し大変なので、検索窓に自分が宿泊するホテル名を手打ちして絞り込むのが簡単です。
🔽 こちらはKlookの予約画面です。

✅ 予約時点で宿泊先が決まっていない場合:
ピックアップ場所は「未定 – ケアンズシティ/後で通知」を選びましょう。
後日ホテルが決まったら、🔗 Hot Air Balloon公式サイトの予約管理画面から予約情報を呼び出し、同じ要領でピックアップ場所を選んで登録できます。
※Room Number欄の入力は任意なので空欄でもOKです。

✅ 宿泊先がリストにない場合:
主要なホテルはほぼ網羅されていますが、主要な通り沿いにないアパートメントタイプの宿などは対象外のことがあります。
その場合は、Google Map等で近隣の大きなホテルを探して代替指定するのがベストです。
私の場合、宿泊した「Cairns Reefside Retreat」はリスト外だったため、隣接する大型ホテル「マントラ・トリロジー」をピックアップ場所に指定しました。結果的に送迎もスムーズで、何の問題もありませんでした。
📩 予約後、当日までに
予約が完了すると、アクティビティの約10日前に「Action Required: Important Hot Air Ballooning Pre-travel Info」という件名のメールが届きました。

この通知では、以下のような事前手続きをするよう案内がなされます。
注意事項動画の視聴(安全面に関する説明など)
搭乗者全員の氏名入力
正式なお迎え時間の確認(公式サイトの予約管理画面にて確認:手順は以下の通り↓)
📱 🔗 Hot Air Balloon公式サイトの予約管理画面で、予約番号と苗字を入力して予約記録を呼び出します。
この画面で、正確なピックアップ時間の確認のほか、まだ送迎場所を指定していなければここで登録したり、フライト当日の天気予報の確認などもできます。また、ツアー終了後には、撮影してもらった写真を無料で閲覧・ダウンロードすることが可能になります。
📩 前日〜当日の深夜までにはSMS(ショートメール)でも通知が届きます。
メッセージ内のURLから送迎車の情報をマップで確認できるため、当日安心して外で待てる仕組みになっています。

👧 子連れ旅行で確認しておきたい年齢制限など
熱気球ツアーの参加条件は3歳以上です。ただ、実際に体験して感じたのは、年齢よりも身長のほうが重要だということ。
✏️ 私の長女(6歳・身長120cm弱)の場合、バスケットの縁から顔を出して朝日を眺めることはできましたが、下の景色を見るには少し背伸びが必要でした。抱き上げれば視界は広がりますが、安全のため高く抱っこするのは控えた方がいいでしょう。
お子さんの年齢だけでなく、身長と安全面のバランスを考えて参加を検討してみてください。
ケアンズ熱気球ツアーの服装・持ち物ガイド
ケアンズの熱気球ツアーは、ホテルを出発する時間が早朝3〜4時くらい、そして広大な草原での離発着という特殊な環境です。「どんな服装で行けばいい?」「荷物はどうすればいい?」と迷う人も多いと思います。

ここでは、私たちが実際に参加してわかったベストな服装と持ち物、そして現地での注意点をまとめました。
どれも“あると快適”というより、“無いと困る”レベルのリアル情報です。
🧥 早朝の寒さ対策と動きやすさを重視した服装
熱気球ツアーは、まだ夜が明ける前の薄明かりの中でスタートします。
ケアンズは南国のイメージがありますが、標高が高く内陸部のマリーバは朝方かなり冷え込みます。予約管理画面で当日の朝の予想気温を確認し、寒暖差に対応できる服装を選びましょう。

私たちが参加した10月の早朝は気温15℃前後。長袖・長ズボンに、軽めのジャケットを羽織るくらいがちょうど良かったです。
🥾 足元はスニーカー必須。離発着地点は、収穫を終えた畑のようなフィールドで、一部草が茂っていたり、ぬかるんでいる場所もあるため、サンダルやヒールは絶対NGです。靴やズボンの裾は泥が跳ねやすいので、多少汚れても気にならない服装で行くのが無難でしょう。

📸 持っていくと便利なアイテム一覧
熱気球のフライトは「手ぶら」が基本。だからこそ、持っていく物は選び抜くのがポイントです。
帽子:
立ち位置によっては、炎の熱気が頭上に伝わることがあります。風で飛ばされないよう、ヒモ付きのタイプがおすすめ。サングラス:
朝日が昇る瞬間はまぶしく、写真撮影時にもあると便利。カメラ・スマホ:
絶景撮影に欠かせません。自撮り棒も持ち込みOK。
車中では機内モードに切り替えて節電するのがおすすめです。
また、パスポートやカード、現金などの貴重品は首掛けタイプのストラップ式ポーチにまとめておくと安心。フライト中にバッグを持ち込めないため、身につけておける収納グッズがあると便利です。
詳しくは次の項で説明します。
🧳 現地での荷物管理・トイレ事情
熱気球フライト中は、バッグ類の持ち込みが禁止されていますので、リュックや手荷物がある場合は、離陸前に送迎バスの中に置いていく形になります。
バスは施錠されるため盗難の心配はほとんどありませんが、貴重品を完全に手放すのは不用心なので推奨しません。そんな時に便利なのが、先ほど触れたネックストラップ型ポーチや小型のウエストポーチです。
パスポートやカード類、小銭程度なら、これに入れて携帯おけば安心です。(ぶらぶらして邪魔にならないよう、ジャケットなど衣類の下に忍ばせておくようにしましょう)
⚠️ また、トイレ休憩についても要注意です。
フライト地点へ向かう直前、「Mareeba Heritage Museum and Visitor Information Centre」というドライブインのような施設でトイレ休憩と待機時間があります。ここは、実際の離陸エリアから車で約15分離れた場所にあり、最後のトイレポイントとなります。
この地点を出発すると、フライト終了後に再び戻ってくるまで(約3時間)、トイレはありません。特にお子さん連れの方は、必ずここで済ませておきましょう。
(眠いからといって、利尿作用のあるカフェインを含むコーヒーや緑茶などを飲みすぎないように!)

まとめ|ケアンズの美しい朝焼けを熱気球で体験しましょう
ケアンズの熱気球ツアーは、エキサイティングな観光にとどまらず、「空から迎える一日の始まり」という特別な体験です。ゆっくりと浮かび上がる気球の中で、静寂に包まれながら見る朝焼けと眼下に広がる大自然は、まるで時間が止まったかのような美しさでした。
まだ幼い私の娘(6歳)にとっても「初めて空を飛んだ朝」として強く記憶に残り、家族みんなで共有できる“旅のハイライト”となりました。まさに、一生に一度の思い出をつくるアクティビティだといえるでしょう。

💡 ケアンズ滞在の予定がある方は、ぜひこの体験を旅程に組み込んでみてください。早朝の出発は少し大変ですが、その分だけ得られる感動は何倍にもなります!
🦈 ケアンズ水族館チケットとのセットプランが販売されていることもあります。
セット価格は単体予約よりも安いことが多いので、もし観光スケジュールに組み込めるなら、かなりお得です。